思考が行き詰まった時の対処法【結論:問いを立てましょう】

思考が行き詰まった時の対処法【結論:問いを立てましょう】

仕事や研究、アイディアを出す時など、

思考が行き詰まってこれ以上どうしようもない!

となってしまったことはないでしょうか

 

もしくは、そのような状態に今まさになっていて、

助けを求めてこの記事に辿り着いたのではないでしょうか

 

今回は、そのような時の対処法について、

記事にしてみました

 

思考が行き詰まった時の対処法【結論:問いを立てましょう】

思考が行き詰まってしまった時、

結論から言いますと、「問いを立てる」ということが

行き詰まった状態を抜け出す第一歩です

 

どういうことなのか、詳しく説明していきます

 

何故あなたは行き詰まっているのか

まず、そもそもあなたは何故行き詰まっているのでしょうか

 

行き詰まるということは、既に沢山考えて色々なことを試して、

もはや打つ手なし、どうしようもない!という状態のはずです

 

ただ、どんな物事にも突破口はあるものです

 

行き詰まっていて目の前の壁の先に何も道がないように見えても、

もしかしたら一箇所を押せば道が開けるかもしれないし、

横に移動したらその壁の裏に簡単に回り込めるかもしれないし、

後ろを振り向いたら新しい道が出来ているかもしれない

なんなら梯子を持ってきて上から見たら一発かもしれない

 

つまり、行き詰まっているという状態は、

進むべき道を見つけられていない、というだけなのです

 

あなたが行き詰まってしまうのは、

マクロな視点で自分の迷い込んだ迷路を捉えることができず、

本当に進むべき道に気がつけなくなってしまっているからです

 

でも、それも仕方ないことです

沢山考えて、頑張って動いて、それでも道が見えなかったら、

頭がヒートアップしてしまい、

この先どう動いたらいいかなんて分からなくなってしまいますよね

 

だからこそ、行き詰まった時の対処法をテクニカルに習得し、

自動的に新しい道を見つけられるようになっておけば、

行き詰まる度に新たな道を見つけて、

もはや行き詰まることなく進んでいくことができるでしょう

 

「問い」を立てることで打開策を見つける

それでは、テクニカルな対処法とはどのようなものでしょうか

 

それは、記事タイトルにもある通り、

「問い」を立てることです

 

行き詰まったと感じている時、

人間の脳はパンク状態です

 

もはやどうしたらいいのかなんて、

自分の頭で考えることは不可能に近いでしょう

 

しかし、そこで「問い」を立てることで、

自動的に次の道を探すことができます

 

何故なら、人間の脳は「問い」を立てられたら、

その答えを探す行動をするように出来ているからです

 

ですから、行き詰まったら「問い」を立てることに

頭のリソースを割いてみることで、先へと進むことができます

 

「問い」を立てることは、

行き詰まるまでの頭の使い方とは根本的に異なるため、

リフレッシュになり、それ自体もストレスを減らしてくれます

 

また、サクサクと次へ進む感覚のおかげで、

ストレスフリーに仕事や研究を行うことができます

 

「問い」の立て方

それでは、具体的にどのように「問い」を

立てればよいのでしょうか

 

それは、以下の3ステップからなります

 

  1. 構造化して違和感を探す 
  2. トップダウンボトムアップの考え方
  3. 既に捨てた選択肢をもう一度見直す

 

この3ステップを順番に行っていくことで、

きっと次への道筋を見出すことが出来るはずです

 

以下、1つずつ説明していきます

 

1. 構造化して違和感を探す

まずは、行き詰まるまでに自分の中にたまった知見を、

整理して構造化することから始めます

 

切り口を設定して自分の頭の中の情報を仕分けし、

構造化することで、抜け漏れていた視点や、

論理の通らない部分等が明らかになってくるはずです

 

つまり、この場合の「問い」の立て方は、

足りない部分は何か、ということです

 

この「問い」を立てようと構造化する過程で、

自動的に頭が整理され、

勝手に何か思い浮かぶこともあるでしょう

 

その場合は「問い」に固執することなく、

その本能の呼びかけのようなものに頼ってみるのも、

いい選択肢だと思います

 

「問い」を立てるというのは、

結局はそのような閃きをテクニカルに得るための、

ツールでしかないのですから

 

2. トップダウンボトムアップの考え方

構造化して「問い」を立てても、

それでもまだ新たな道が開けないこともあるでしょう

 

その場合は、自分のそれまでのアプローチを、

意識的に逆にしてみることもよい「問い」の立て方です

 

例えば、理詰めで順番に辿っていくアプローチから、

離れたところの具体例を一つ拾い上げ、

そこから戻ってくるアプローチへ

 

もしくは、具体例から抽象化するアプローチから、

抽象化された内容を展開して新しい切り口を生み、

そこから具体化していくアプローチへ

 

辿る順番が逆になっているのが

よく分かるかと思います

 

具体と抽象の切替え、

と言うと分かりやすいかもしれません

 

3. 既に捨てた選択肢をもう一度見直す

構造化し、逆のアプローチを試してみても、

まだ道が開けない場合は、

過去を振り返ることも大切です

 

行き詰まるまでの思考の過程で、

切り捨ててきた選択肢が沢山あったはずです

 

それらはその当時の基準では切られるべきものでしたが、

そこから時間が経ち、また基準が変わったかもしれません

 

つまり、この場合の「問い」の立て方は、

捨てたものの中に宝はないか、

というものです

 

時間が経つことで、魅力的になった選択肢が

見つかるかもしれませんし、

過去に思考を飛ばすことで、

簡単に頭を切り替えて使うことが出来ます

何故なら、既に一度通過した地点なのですから

 

まとめ

今回は、行き詰まってしまった時、

「問い」を立てることで強制的に頭を切り替え、

自動的に先に進むことが出来る、という内容でした

 

「問い」の立て方は

  1. 構造化して違和感を探す 
  2. トップダウンボトムアップの考え方
  3. 既に捨てた選択肢をもう一度見直す

の3つで、これを順にこなしていけば、

きっと何か打開策に繋がるはずです

 

ちなみに、「煮詰まる」と「行き詰まる」は実は真逆の意味です

文化庁によると「充分に議論されて結論を出す段階」が、

「煮詰まる」だそうです

 

よく「煮詰まる」が「行き詰まる」と同じ意味として

誤用されているので、ご注意ください!