仕事に短期的な結果を求めてはいけない

仕事に短期的な結果を求めてはいけない

仕事で結果が出ないのは辛いですよね

特に新卒の方々にとっては、

成功体験がない中で今向き合っている仕事で結果が出ないと、

「自分はダメな人材なんだ」

「結果が出せていない…どうしよう…」

となってしまうかもしれません

 

今回は、そんな時に持っていると気が楽になり、

かつ仕事の全体感を持てる考え方について、

書いていこうと思います

 

仕事に短期的な結果を求めてはいけない

目の前の仕事が上手くいっていないように見えても、

必ずしも焦る必要はありません

 

何故なら、仕事に短期的な結果を求めてはいけないからです

 

その理由は3つあります

 

  • 仕事は全体感を持って取り組むべきだから
  • 割り当てられた仕事の筋が悪いことは珍しくない
  • 筋が悪い、という示唆を出すことも必要

 

1つずつ説明していきます

 

仕事は全体感を持って取り組むべきだから

まず第一に、仕事は全体感を持って取り組むべきです

これに関しては以前詳しく解説しているので、

こちらの記事も参考にしてみてください 

akutsunaoki.hatenablog.com

 

全体感を持って取り組み、

今自分に求められていることが何かということを理解すると、

必ずしもこなした仕事から圧倒的な結果を出す必要がないことも、

珍しくはないでしょう

 

例えば、プロジェクト全体の進む方向を定めるために、

予備調査を役職が下の社員がこなすことがよくあります

 

予備調査は地雷原の探索のようなもので、

正解のルートだけが存在しているわけではありません

 

むしろ不正解のルートを予め見つけておくことが大切であり、

上手くいかないことは珍しくないどころか必要なことなのです

 

割り当てられた仕事の筋が悪いことは珍しくない

これも予備調査の例が分かりやすいかと思います

 

仕事で良い結果を残している上司は単純に仕事が出来る、

というだけではなく、良い仕事になる仕事をしている、

ということは往々にしてあります

 

どういうことかというと、まず大前提として、

上役の仕事は意思決定をする割合が大きいです

 

そして意思決定を下す時には既に充分な情報が集まっていて、

上役まで登りつめるほどの能力のある人が判断を誤ることは

そうそうありません

 

つまり、半ば出来レースのような仕事を担当しているのです

 

もちろん意思決定を下せる、ということに大きな価値があり、

そこに評価がなされて高い給料が支払われているため、

何ら不思議なことでも不公平なことでもないのです

 

そして、そこに至るまでに下の役職の人が沢山の仕事をしていて、

その中には当然筋の悪い意思決定に繋がるような仕事も含まれます

 

これは当たり前のことなのです

 

筋が悪い、という示唆を出すことも必要

下の役職の人からすると筋の悪い意思決定に繋がるような仕事は、

明らかに良いと言える結果が得られないため、

辛いものがあるかもしれません

 

何か良い報告を上長に出来るようにと、

必死にポジティブな情報を集めようとするものの、

それらの多くは徒労に終わり、

苦しいこじつけのような結果しか得られないかもしれません

 

ただ、全体感を持って考えればこのような仕事もとても重要で、

上役の人が適切に意思決定をするために、

またプロジェクトの各フェーズを効率的に進めるために、

なくてはならない仕事なのです

 

筋が悪い、という示唆が得られなければ、

プロジェクトの後半までその筋の悪さに気がつかず、

結果逆戻りをすることになって、

大きな損失を被る危険性があるからです

 

大切なのは、長期的な目線で結果を出すこと

冒頭の繰り返しになりますが、仕事は全体感が大切です

 

自分の目の前の仕事の結果だけを追い求めるのではなく、

長期的な目線で、プロジェクトやチーム全体の結果が、

どれだけ良い方向に進めるのか、

そこにコミットすることが大切になってくると思います