就活の面接で好印象を与える挫折の乗り越え方の伝え方【準備が全て】

就活の面接で好印象を与える挫折の乗り越え方の伝え方

就活の面接で過去の挫折経験について聞かれることはよくありますよね。

挫折経験のエピソードは用意していて上手に話せたけど、

挫折をどう乗り越えたかについて聞かれて説明に困った…

ということはありませんか?

 

実は挫折の乗り越え方については、伝え方にポイントがあります

 

今回はその点について記事にしてみようと思います

 

もし、挫折経験そのものがない、という方は、

こちらの記事が参考になるかもしれません

akutsunaoki.hatenablog.com

 

就活の面接で好印象を与える挫折の乗り越え方の伝え方

これは就活の面接に限ったことではなく、

どのような場面のコミュニケーションでも

普遍的に言えることなのですが、

何か伝えたいことがある場合、大事なのは

 

  • 伝える内容の準備
  • 伝え方の作戦立て

 

という、実際に話す前の段階での準備です

 

実際にどのような準備が必要なのか、説明していきます

 

面接官は挫折の乗り越え方から何を知りたいのか

まず、面接でのコミュニケーション相手である面接官が、

挫折の乗り越え方についての質問通して何を聞きたいのか、

ということを知っておく必要があります

 

コミュニケーションは相手に伝わったものが全てです

 

面接では一方的に就活生が何かを喋るのではなく、

面接官からの質問に対して答える形式が一般的ですが、

面接官が知りたいこととズレたことを喋っていては、

通る面接も通らなくなってしまいます

 

ですから、予めよくある質問の意図は把握しておくべきです

 

それでは、挫折の乗り越え方についての質問で、

面接官は何を知りたいのでしょうか

 

それはもちろん企業により細かい差はあれど、

基本的には、

 

  • 再現性のある問題解決能力
  • 挫折を経験した際のマインドの持ち方
  • 自分で成長していけるのか

 

に集約されるはずです

 

就職して働き始めると壁にぶつかり失敗することは、

特に新人時代には頻繁にあるはずです

 

新卒が上司よりも仕事が出来ないのは当たり前ですが、

そんな中で新卒に求められる重要な要素は、成長速度です

 

この人は自分で成長できるのか?ということの証拠を、

面接官は再現性のある能力とマインドから探っていくのです

 

面接官が知りたい内容に合わせてエピソードを用意する

面接官が知りたい内容を把握できたら、

次はいよいよ喋る内容を用意します

 

手順としては、抽象→具体→抽象の繰り返しです

 

  • 再現性のある問題解決能力
  • 挫折を経験した際のマインドの持ち方
  • 自分で成長していけるのか

 

という抽象的な内容を踏まえたら、

次にそれらに対応する具体的なエピソードを洗い出し、

それらをもう一度抽象化するのです

 

どういうことか解説します

 

ここでは、

「フランス語を勉強したことはないが、

興味があったのでいきなりフランス語圏に留学し、

現地で学校に通いながら自学自習して

フランス語習得を目指した

しかし、あまりに基礎知識がなさすぎて、

教えられている内容を把握すること自体が

出来なかった」

という挫折経験を例にあげます

 

流れとしては、

 

抽象:

再現性のある問題解決能力を示したい

 

具体:

フランス語を学ぶためには、

実際に授業で使われる文法や単語、発音を押さえ、

まずは授業内容を理解できるようにすることが最優先

その上で学んだことを順番に身につけていくことにした

 

抽象:

目的が何なのかを明確にし、そのために必要な道筋を設定する

その上で実際に何をするのか、という具体的な内容に

アクションを落とし込むことで、最速で挫折を乗り越える

 

のような感じです

 

具体的にしっかりと乗り越える力を示した経験と、

その能力が他に活かせる普遍的な内容であることを

示せるようになると良いですね

 

どんな印象を与えたいかに合わせてストーリーを練る

さあ、話す内容を決めたらあとはどう話すか、です

 

話し方というのはとても大切で、

小手先のテクニックを身に付けることにも大きな意味があります

 

ただ、それよりもまず話す内容の順番の方が

インパクトが大きく、大切です

 

テクニックはそのあとに身につければよいのです

 

最初に、話す内容の順番を決めてストーリーを作りましょう

それから強調したいポイントを決めて、

最も効果的な位置に配置しましょう

 

その後にようやく語調や身振り手振り、間などの、

テクニックへと手を伸ばしていくのです

 

具体的なストーリー構成方法については、

また記事にしようと思います

 

自己分析や業界・企業研究よりも大切なこと

助けを求めてこの記事にまで辿り着くような

真面目な就活生の皆さんは、

きっと自己分析、業界研究、企業研究など、

精力的にこなしていることでしょう

 

ただ、どれだけ自分や相手の組織のことを知っても、

あなたの魅力を伝える相手は面接官という一人の人間です

 

予めの準備として面接官のペルソナを設定し、

何を知りたいのか、どう伝えると響くのか、

しっかりと仮説を立てることが大切です

 

そしてそれ以上に大切なのは、

実際の面接の場において、目の前の面接官を

一人の人間だということをしっかり認識し、

臨機応変に双方向のコミュニケーションを

取ろうと心がけ、またそのやり取りを楽しむことです

 

そうすることで自然とあなたの魅力は伝わり、

面接をよりよい場とすることができ、

結果的に面接を通過することができるでしょう

 

面接の時の心構えについては、

また別の機会に記事を書こうと思います