人生の挫折経験がないのはヤバい、という話【就活だけじゃない】

人生の挫折経験がないのはヤバい、という話【就活だけじゃない】

就活の面接やESでよく聞かれました

「あなたの挫折経験を教えてください」

 

そんなもんねーよ、と思いました

 

結局、大学の部活での経験から捻り出して無理やり書きました

 

自分に任せられたポジションで必要な仕事を理解し、

上手くいっていない状況に対する改善策を考えて、

実行に移した、というような内容だったと思います

 

確かにどこの面接もESも通りましたが、

今思うと実はそれは挫折経験でもなんでもないのです

 

今回は、挫折経験とはなんなのか、という話から始めて、

挫折経験の大切さについて書いていこうと思います

 

人生の挫折経験がないのはヤバい

何故人生で挫折体験がないのが「ヤバい」のか

 

その答えを一言で表すとすると、

「人間としてのレベルが上がらないから」

です

 

どういうことなのか、詳しく書いていこうと思います

 

挫折とはなんなのか

そもそも挫折とはなんなのでしょうか

僕はESに書いた挫折は「上手くいっていない状態」

についてでした

 

辞書的な意味でいう挫折は、

「意図していたことが途中でダメになること」

となり、「失敗」のサブカテゴリに含まれる印象です

 

僕のESは芳しくない現状の改善、という内容で、

そもそも全く挫折について書けていなかったのだと思います

 

それでは、どのような体験が挫折にあたるのでしょうか

 

  • 自分の意志で殻を破ってチャレンジした
  • 目的を達成するための努力をした
  • 力及ばず目的が達成できなかった
  • 目的が達成できなかったことに納得していない

 

この4点を全て満たした経験が、

「挫折経験」と呼べるものなのではないでしょうか

 

例えば、

「C判定ながらも医者を目指して必死に勉強して、

医学部を受験したが全て落ちてしまい、

とても悔しい思いをした」

は挫折経験ですが、

「学校で受けさせられた漢検をノー勉で受けたら

案の定落ちていて笑った」

みたいなのは失敗体験ではあっても挫折体験ではありません

 

大事なのは、自分の意志で挑戦をし、努力をしたか、

ということです

 

また、失敗の結果として生じた悔しさを無視せず、

きちんと自分ごととして受け止められているか、

ということも失敗時のマインドとして大切です

 

僕は人生で何も挑戦せず、失敗しては言い訳をし、

そもそも努力もしていませんでした

 

挫折経験などあるはずがありません

 

何故挫折経験が必要なのか

前節で書いたような挫折経験は、

精神的に高いストレスがかかる経験です

 

人によっては、一度の挫折で嫌気がさして

潰れてしまうこともあるかもしれません

 

それなのに、何故企業は就活生に

挫折経験を求めるのでしょうか

 

その答えは、就活に限定したことではなく、

人生をよりよく生きるためにも

知っておくべきことのはずです

 

それは、

「人間としてのレベルが分かるから」

です

 

実際に就職して働き始めると、

うまくいかないことが沢山あるはずです

 

そんな時に、どのように対処してきたのか、

そのタイプと能力を見定めているのです

 

極端な例を出すと、一人で働かなくてはいけない職場に

人に頼りまくって乗り越えるタイプの新人が入ると、

きっと上手く成長することができないだろう、

というような判断ができます

 

そして、タイプが職場と合っている場合、

壁を乗り越える能力がどれだけあるのか、

を挫折経験から判断します

 

当然乗り越える力が高ければそれだけで

高い評価を得ることができます

 

様々な挫折経験を得た人は

上手くいかない方法とその対処法を沢山知っていて、

それらはその都度ブラッシュアップされるため、

高い挫折克服力を持っていると評価されます

 

実はその能力は、議論に上らない他の要素も、

高い基準を維持している印象を与えます

 

何故なら、挫折経験をする度に何かを学び取り、

自分がいる場所に留まっているだけでは

決して得られない経験を得ているからです

 

これは様々な視点や肌感覚を持ち合わせている

ということであり、一義的な物事の捉え方だけでは

通用しない現代社会において、

非常に重宝される存在となるのです

 

ここまで就活に関連して書いてきましたが、

冒頭にも述べた通り、これは就活だけでなく、

人生でも必要なことなのです

 

「普通」の生き方が崩壊してきている現代において、

自己実現をすることこそが最も価値あることです

 

何をやりたいのかを自分で探して挑戦し、

挫折する中でも学び取って昇華していく

 

この過程を経た人とそうでない人とでは、

人間としてのレベルに雲泥の差がついてしまいます

 

挫折経験がある人はどんな人か

実際に挫折経験を持っている人は、

どのような生き方をしているのでしょうか

 

僕の近しい人を紹介しようと思います

 

彼女は非常に明るく元気でユーモアがあり、

気遣いが出来て頭もいい、とても素晴らしい女性です

 

そして彼女には多くの挫折経験がありました

 

中学受験・大学受験・恋愛、

その全てにおいて大きな精神的ダメージを負うほどの

挫折を経験していました

 

僕の目の前でも挫折をしていました

 

その度にとても悔しそうにして苦しんでいました

 

それでも彼女は挑戦を続け、

自分の限界を高め続けてきたのです

 

そして今、彼女は圧倒的な人格とセンス、

そして実績と経験を兼ね備えた、

とても素晴らしい稀有な存在の人間へと成長しました

 

人生は常に活力に満ちていて、眩しくなるほどです

 

このような人間力を身に付けたのは、

他でもない、挫折経験があったからこそなのです

 

挫折経験はあなたも持っているかも

前節でご紹介した僕の知人女性ほどでなくとも、

実は探してみればあなたにも挫折経験はあるかもしれません

 

これまでの人生を振り返って小学校・幼稚園くらいまで戻れば、

何か1つくらいはあるのではないでしょうか

 

幼い頃のあなたは純粋な気持ちで憧れを抱き、

果敢に挑戦する子供ではなかったでしょうか

 

小さな挫折を積み重ねる度に挫折するのが怖くなり、

段々と挑戦しなくなっていったのではないでしょうか

 

僕にも挫折経験、ありました

 

小学生の頃、楽器の習い事のレッスンに通っていたのですが、

僕はある時やる気を出して、自分なりに課題曲を研究し、

必死に練習してレッスンに持っていきました

 

それまでは言われるがままに嫌々こなしていたので、

課題曲をクリアするのに何ヶ月もかかることがザラでした

 

それを猛烈に特訓して一発でクリアしようとしていたので、

当時の僕では考えられないほどのチャレンジです

 

しかし、結果は惨敗でした

 

レッスンの先生にコテンパンにされ、

涙と嗚咽がもれるのを止めることはできませんでした

 

これが僕の挫折経験です

 

ところが僕はその挫折経験で折れてしまい、

その後は怠惰に言われたことをこなすだけに

逆戻りしてしまいました

 

楽器が上達することはなく、

人間力も鍛えられず、

その結果が今に繋がっているのです

 

もし、就活の面接で語れるような挫折経験を探したい、

と思った方は、こちらの記事が参考になるかもしれません

 

akutsunaoki.hatenablog.com

 

 

挫折経験を求めるくらいが丁度いい

僕は挫折経験はあるものの、そこから何も得ていませんでした

 

そこから挑戦することが怖くなり、

何も自発的なチャレンジを起こすことのない人生となりました 

 

その結果挫折経験を得ることはその後一切なくなり、

人間力を向上させる機会はありませんでした

 

一度そうなってしまったらなかなか挫折経験に

巡り合うことは難しくなってきます

 

この記事でご紹介した知人女性のようになろうとしても、

挑戦し続ける人生を送る勇気を失ってしまっているのですから

 

だったら、自ら求めていくしかない

 

自然な生き方では挫折経験ができないのなら、

自分で挫折経験を獲得するために行動するしかない

 

僕はそう決心し、この記事を書くことにしました

 

この記事を今見ているあなたはラッキーです

これから発展していく僕の、

未熟な状態を知れたのですから

 

…いや、何様だよ笑

筋トレが続かない方がおかしいくらいシンプルで簡単な続け方

筋トレが続かない方がおかしいくらいシンプルで簡単な続け方

 筋トレって続けるの難しいですよね

 

何度か挑戦したけど毎回続かない…

というのは、誰しもぶつかる課題だと思います

 

この記事は筋トレに挫折した経験があるけれども、

今回こそは継続したい!という、

素晴らしい意思をお持ちのあなたのために書いています

 

僕は自重とダンベルでの筋トレを2ヶ月以上継続できているのですが、

元々は1週間も続かないタイプの人間でした…笑

 

そんな僕が何故今回は筋トレを続けられているのか、

僕自身が気をつけていることについて、

解説していこうと思います

 

筋トレが続かない方がおかしいくらいシンプルで簡単な続け方

筋トレを続けられるようになるためには、

次の4つのステップが大切になってきます

 

  1. 筋トレが続かない原因を調べる
  2. 筋トレのきっかけを設定する
  3. SNSで宣言する
  4. プロテインを先に用意しておく

 

1つずつ解説していきます

 

1.筋トレが続かない原因を調べる

最も大切なステップが、このステップ1です

 

Googleで「筋トレ 続け方」で調べれば色々な記事が出てきます

原因から分析していて、改善案まで提示してもらえます

 

ただ、その記事を読んだところであなたに筋トレ習慣はつきません

 

筋トレが継続できない原因を、

脱落までのフローで捉えていないからです

 

精神論や外部要因をあげるだけでは原因分析にはなりません

 

筋トレをやろうと思い立ってから継続出来るまでのフローの中で、

どのポイントで自分が離脱してしまうのか

 

そこが深堀れていなければ、根本的な解決はできません

 

そのフローとは具体的に、

 

筋トレをしようと思うきっかけを得る

筋トレをしようと決意する

筋トレをするタイミングを決める

筋トレの準備をする

筋トレを始める

筋トレを続行する

筋トレを終了する

プロテインを摂取する

必要に応じてストレッチなどをする

次の筋トレのタイミングを決める

以下繰り返し

3日継続する

1週間継続する

1ヶ月継続する

 

のようなものです

 

もちろん人それぞれこのフローは変わってくるので、

自分なりのフローを整理し、

自分がどのポイントで離脱してしまったのか、

ということを探ることが出発点になります

 

筋トレが何故続かないのかという原因の深掘りについては、

また別の機会に記事にしようと思います

 

今回の記事では、筋トレが続かない原因が

 

  • 筋トレをやろうとは思っても、気がついたら1日が終わってる
  • 日数が経つとやる気が落ち、一人では続けられない
  • 筋トレを始める時に億劫に感じて他のことをしてしまう

 

にあると想定して書いてみました

 

これは僕自身の原因の深掘りの結果でもあるのですが、

かなり普遍的な内容になっているのではないかと思います

 

2.筋トレのきっかけを設定する

「筋トレをやろうとは思っても、気がついたら1日が終わってる」

という原因に対処しようとする場合、

 

「習慣化」がキーワードになってきます

 

習慣とは、『習慣の力』によると、

きっかけ、ルーチン、報酬のループで捉えることができますが、

新しい習慣として馴染ませるためには、

まずはきっかけを設定することが大切になってきます

 

原因に対する抽象的な対処法としては、

「一日の中で筋トレをするタイミングを固定する」

となりますが、これはまさに習慣化です

 

例えば僕は現在のwithコロナのために自宅に常にいるので、

お昼ご飯を温めている間に筋トレをすることにしています

 

僕はお昼ご飯は作り置きのカレーを温めて食べるのですが、

電子レンジに入れて温め始めたら筋トレをすることにしています

 

温めている時間はかなり短くて使いづらいですが、

短時間でハードな筋トレを盛り込んでしまえば、

時間を無駄にせず筋トレも習慣化出来るので一石二鳥ですよね!

 

このように、自分が一日の中のどのタイミングで

筋トレをしたいのか、ということを考え、

それを習慣化するためのきっかけを設定してしまえば、

筋トレを習慣化する第一歩となります

 

3.SNSで宣言する

「日数が経つとやる気が落ち、一人では続けられない」

という原因に対処しようとする場合、

 

「第三者の目」を借りることが大切になってきます

 

中高で運動部に入っていた人ならよく分かると思いますが、

一人だと到底こなせないようなハードなトレーニングも、

仲間や先輩、コーチに見られているとなると、

その緊張感や一体感もさることながら、

「見られている」という強制力が働くことで、

レーニングをこなすことに対しての精神的障壁は低くなります

 

この状態を、一人でトレーニングする時にも再現すればよいのです

 

現在のコロナ自粛状態だと実際に他の人と集まって、

ということは出来ませんから、

SNSを活用するのが効果的になると思います

 

Twitterでフォロワーに向けてトレーニングメニューを呟いたり、

LINEで友達と筋トレ宣言用のグループを作ってメニューを宣言したり、

工夫次第で「第三者の目」は簡単に作れるはずです

 

4.プロテインを先に用意しておく

「筋トレを始める時に億劫に感じて他のことをしてしまう」

という原因に対処しようとする場合、

 

「始めるしかない状況」

 

を用意するのがポイントとなってきます

 

これは最も小手先の話になりますが、

結局は筋トレを始めなければ続けるも何もないので、

実は一番クリティカルな内容かもしれません

 

僕は筋トレ後には必ずプロテインを飲むのですが、

粉を筋トレを開始する前にプロテインシェーカーに

入れてしまっています

 

そうすると、

プロテイン出しちゃったなあ…

筋トレしないで飲むのはなんか勿体無いし、

面倒くさいけどやるかあ…」

という風に勿体無い精神が働き、

「始めるしかない状況」を作り出すことが出来るのです

 

プロテインに限らず、そもそも物でなくても、

「シャワー浴びる前に筋トレしないと勿体無いな…」

とか、なんでもいいと思います

 

ただ、筋トレと結びつけるとなるとやっぱり、

プロテインを用意しておくのが一番簡単だと思います

 

プロテインは僕はゴールドスタンダードのホエイを

iHerbで買っているのですが、購入画面で下記コード

 

BFB8846

 

 を入力すると割引購入できるそうです

 

お試しあれ

 

目標イメージを持つと効果的かつ効率的に!

 今回の記事では、筋トレで挫折した経験のある方に向けて、

どのようにすれば筋トレを継続できるのか、

ということを書きました

 

何故失敗したのか、そのフローから原因を分析することで、

その一つ一つに応じた対策を立てればよい、

という内容となっていましたね

 

ただ、ミクロの視点で対策を立てるだけではなく、

マクロの視点で目標イメージを持って取り組むことで、

レーニングの効果が出やすく、

また効率的に筋トレが出来る、ということも、

頭に入れておくべきことだと思います

 

どうなりたいから筋トレをしているのか、

という、全体感を持って取り組むことが大切になってくると思います

 

その全体感は仕事や私生活を良い方向に導くためにも、

必ず役立つはずです

 

全体感については、こちらの記事も参考になると思います

 

akutsunaoki.hatenablog.com

仕事に短期的な結果を求めてはいけない

仕事に短期的な結果を求めてはいけない

仕事で結果が出ないのは辛いですよね

特に新卒の方々にとっては、

成功体験がない中で今向き合っている仕事で結果が出ないと、

「自分はダメな人材なんだ」

「結果が出せていない…どうしよう…」

となってしまうかもしれません

 

今回は、そんな時に持っていると気が楽になり、

かつ仕事の全体感を持てる考え方について、

書いていこうと思います

 

仕事に短期的な結果を求めてはいけない

目の前の仕事が上手くいっていないように見えても、

必ずしも焦る必要はありません

 

何故なら、仕事に短期的な結果を求めてはいけないからです

 

その理由は3つあります

 

  • 仕事は全体感を持って取り組むべきだから
  • 割り当てられた仕事の筋が悪いことは珍しくない
  • 筋が悪い、という示唆を出すことも必要

 

1つずつ説明していきます

 

仕事は全体感を持って取り組むべきだから

まず第一に、仕事は全体感を持って取り組むべきです

これに関しては以前詳しく解説しているので、

こちらの記事も参考にしてみてください 

akutsunaoki.hatenablog.com

 

全体感を持って取り組み、

今自分に求められていることが何かということを理解すると、

必ずしもこなした仕事から圧倒的な結果を出す必要がないことも、

珍しくはないでしょう

 

例えば、プロジェクト全体の進む方向を定めるために、

予備調査を役職が下の社員がこなすことがよくあります

 

予備調査は地雷原の探索のようなもので、

正解のルートだけが存在しているわけではありません

 

むしろ不正解のルートを予め見つけておくことが大切であり、

上手くいかないことは珍しくないどころか必要なことなのです

 

割り当てられた仕事の筋が悪いことは珍しくない

これも予備調査の例が分かりやすいかと思います

 

仕事で良い結果を残している上司は単純に仕事が出来る、

というだけではなく、良い仕事になる仕事をしている、

ということは往々にしてあります

 

どういうことかというと、まず大前提として、

上役の仕事は意思決定をする割合が大きいです

 

そして意思決定を下す時には既に充分な情報が集まっていて、

上役まで登りつめるほどの能力のある人が判断を誤ることは

そうそうありません

 

つまり、半ば出来レースのような仕事を担当しているのです

 

もちろん意思決定を下せる、ということに大きな価値があり、

そこに評価がなされて高い給料が支払われているため、

何ら不思議なことでも不公平なことでもないのです

 

そして、そこに至るまでに下の役職の人が沢山の仕事をしていて、

その中には当然筋の悪い意思決定に繋がるような仕事も含まれます

 

これは当たり前のことなのです

 

筋が悪い、という示唆を出すことも必要

下の役職の人からすると筋の悪い意思決定に繋がるような仕事は、

明らかに良いと言える結果が得られないため、

辛いものがあるかもしれません

 

何か良い報告を上長に出来るようにと、

必死にポジティブな情報を集めようとするものの、

それらの多くは徒労に終わり、

苦しいこじつけのような結果しか得られないかもしれません

 

ただ、全体感を持って考えればこのような仕事もとても重要で、

上役の人が適切に意思決定をするために、

またプロジェクトの各フェーズを効率的に進めるために、

なくてはならない仕事なのです

 

筋が悪い、という示唆が得られなければ、

プロジェクトの後半までその筋の悪さに気がつかず、

結果逆戻りをすることになって、

大きな損失を被る危険性があるからです

 

大切なのは、長期的な目線で結果を出すこと

冒頭の繰り返しになりますが、仕事は全体感が大切です

 

自分の目の前の仕事の結果だけを追い求めるのではなく、

長期的な目線で、プロジェクトやチーム全体の結果が、

どれだけ良い方向に進めるのか、

そこにコミットすることが大切になってくると思います

仕事は全体感を持って取り組むのがマスト

仕事は全体感を持って取り組むのがマスト

 

  • 仕事の進み方が他の人より遅い気がする
  • 自分の仕事の進め方が正しいのかが分からない
  • いつまでも視座が上がらない

 

以上のようなことに悩んでいるビジネスマンは、

けっこう多いのではないでしょうか

 

今回は、僕が内定者アルバイトとして

会社の業務に取り組む中で気がついたことや、

自分より仕事が出来る人を分析して気がついたことを元に、

仕事への取り組み方について解説していこうと思います

 

仕事は全体感を持って取り組むのがマスト

最初に断言します

 

全体感のない仕事は、仕事ではありません

 

何故このように言い切れるのか、詳しく説明していきます

 

何故全体感が必要なのか

仕事とは、自分一人だけで完結するものではありません

 

会社員として働いている人ならば分かりやすいですよね

 

まず会社が案件を受注し、チームが割り当てられ、

チームメンバー毎に仕事が割り振られ、

それぞれが協業して納期までに仕事を終わらせます

 

もちろん業種によって細かい違いはあれど、

各社員がそれぞれの仕事を分担し、

その組み合わせで成り立つ、

ということに変わりはないでしょう

 

個人で稼いでいるぞ、という人も同じです

 

仕事を発注する人と、受注する人(あなた)

 

この相互関係があるからこそ仕事は成り立つのです

 

つまり、各個人がこなす仕事とは、

人と人との繋がりから生まれる大きな複雑系の中での、

ほんの一部分でしかないのです

 

イメージしやすいように例え話をします

 

我々は当たり前のように何も考えずに歩くことが出来ますが、

実は身体の各部位の非常に複雑な連携なくしては実現できません

 

実際、人間の二足歩行を再現するロボット(ASIMO等)は

開発難易度が高く、

二足歩行ロボットはロボットエンジニアリング界において、

技術者の技術力の高さの証明にすらなります

 

「歩く」という大きな目的のために、

右足と左手を出して右手を引き、

重心を徐々に前に移動させながら

右足が地面についたら左足を浮かせ…といったように、

それぞれのパーツが適切なタイミングで

適切な動作をする必要があります

 

これが、右足を前に出した瞬間に左足が勝手にターンし始めたら、

どうなってしまうでしょうか

 

転んでしまいますよね

 

身体の各パーツは必ず、「歩く」という全体目標のために、

それぞれがするべき動きをしなければなりません

 

このように、マクロの目標達成のためには、

マクロを意識したミクロの動きが大切になり、

仕事で言うところの「全体感」を持って仕事をする、

ということにあたります

 

各個人が全体感を持って仕事をしなければ、

そのプロジェクトは上手くいくはずがありません

 

全体感のない仕事は、仕事ではないのです

 

全体感とは何か

それでは、具体的に全体感とはどのようなものなのでしょうか

 

それは、大きく3つに分けられます

 

  • 自分の仕事の、プロジェクト内の位置付けは何か
  • 現在の進捗状況が自分の仕事全体のどの程度なのか
  • 今日やるべき仕事の中で今はどのような状況か

 

もちろん、役職によっては戦略の中でのプロジェクト、

という全体感も必要になってきますが、

ここでは仕事を振られる側の目線で考えています

 

まず、前節で説明した通り、

プロジェクトの全体像を把握した上で、

自分がどのような仕事を期待されていて、

何故仕事を振られたのか、を考える必要があります

 

その上で、期日までこのようなアウトプットを出す、

という全体像を描き、そこからの逆算でKPIを設定し、

MTG時点でどのようなアウトプットが必要かを考えます

 

その時点で1週間単位や1日単位での仕事の進め方が決まると、

そこからさらに逆算をすることで、

「今日は11時までに〇〇を終わらせる」

といった目標が立てられるようになるのです

 

こうすることで期日通りに仕事をこなせる上、

上長と仕事の方向性が食い違うことが起こりづらく、

スムーズにプロジェクトが進行します

 

全体感はどのようにしたら持てるのか

では、どのようにしたら全体感を持つことが出来るのでしょうか

 

結論、「常に意識する」というのが正解かもしれません

 

ただ、それだけではつまらないので、

もう少し深堀っていこうと思います

 

まず、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか

 

それは、前節に挙げた全体感の具体内容を元にすれば、

自然と分かるはずです

 

目の前に見えている景色が、もっと大きな系の中では、

どこにあたるのかということを理解するために、

 

その構造の中での立ち位置と、

その構造自体の仕組みがどうなっているのか

 

この2点を意識すれば良いのだと思います

 

次に、そのように常に意識し続けるためには、

どうしたらよいのでしょうか

 

それは、熱中しすぎないことだと思います

 

一点集中で脇目も振らずに頑張ることは、

とても素晴らしいことです

 

ただ、その熱量をずっと続けることは不可能ですし、

間違った方向に突き進んでしまったら、

もはや取り返しがつきません

 

ですから、熱量を持っている自分を自覚し、

その熱量は適切に使われているか、

というどこか冷静な自分を持つことが大切です

 

そうすることで、熱中できるほどのパワーを持ちながらも、

常に全体感を意識することが出来ます

 

鳥の目・虫の目

今回は、全体感を持って仕事をするべきだ、という話でした

 

ただ、これは常に俯瞰して物事を見続けろ、

という意味ではありません

 

割り振られた仕事は、担当者が最も詳しいのです

 

それなのに俯瞰して上のレイヤーばかりを見ていると、

せっかく最も近い立ち位置にいる仕事が、

よく理解できなくなってしまいます

 

鳥の目で全体感を持って仕事の役割を把握した上で、

虫の目でその仕事の細かい部分まで詰める

 

この両方の視点を同時に持つことが大切なのだと思います

プライドを捨てる必要はない、という話【プライドにもメリットはあります】

以前、こんなTweetをしました

 

 

プライドが高すぎてなんとなく素直になれないなど、

プライドとの付き合い方に悩んでいる方は、

少なくないのではないでしょうか

 

僕もプライドが邪魔をして素直に行動できず、

結果的に損をしてしまうことが多々ありました

 

こんなプライドなど捨ててしまいたいとさえ思いましたが、

この某CEOの言葉で、むしろもっと上手に付き合うことを

考えるべきなのだと気付かされました

 

プライドを捨てる必要はありません

プライドは無駄で邪魔なものだ、

捨てなければならない、と思ってしまうかもしれません

 

ですが、必ずしも捨てる必要はなく、

上手に付き合っていけばいいのです

 

詳しく説明していきます

 

プライドとは何なのか

そもそもプライドとは何なのでしょうか

日本語でいうと「自尊心」にあたりますが、

具体的にどのようなことをさすのでしょうか

 

これは人によって内容は違うはずなので、

「これだ」と言い切ることはできないでしょう

 

ただ、少なくとも共通して言えることは

「自分はこれができるはずだ」

「自分とはこういうものだ」

「自分はこうありたい」

という、自分の中で理想像とも近いメタ認知がある時、

それがプライドを生み出すのではないでしょうか

 

プライドの何が悪いのか

プライドそれ自体は悪いわけではありません

 

ただ、プライドと上手に付き合うことが出来ないと、

プライドが人生に悪影響を与えることがあります

 

理想像とのギャップを感じた時に、

そのギャップを受け入れないようにプライドが働いてしまうと、

本来すべき行動が出来なかったり、

いつも通りの行動が取れなかったりします

 

それが「プライドが邪魔をする」ということなのでしょう

 

何かすべき行動やしたいことをする間、

本来自分が目指している姿と異なる姿となることは、

往々にして起こり得ることでしょう

 

そのような姿に対してプライドが発する「違和感」を、

そのまま受け止めてしまったら、その行動を取ることができず、

プライドにのせいで機会損失をしてしまいます

 

プライドを野放しにして、

プライドが自発的に働くのをよしとしてしまうからこそ、

プライドが悪さをしてしまうのです

 

悪いのはプライドそのものではなく、

プライドと上手に付き合う方法を知らないことなのです

 

プライドとの付き合い方

それでは、上手なプライドとの付き合い方とはなんでしょうか

 

それは、2つのステップに分かれます

 

  1. 自分がどこにプライドを持っているのかを知る
  2. プライドがどこに活かせるのかを知る

 

まず、自分のプライドがどのような性質を持っているのか、

を知ることが大切です

 

自分をまず知らなければ、

自分がどのように行動すればいいのかを考えることが出来ません

 

自分がどんな原体験を元に、どんな理想像のメタ認知をして、

どうありたい、というプライドを持っているのか、

それを考えることがファーストステップです

 

プライドの性質が分かったら、

次はそのプライドの性質と相性のよいジャンルを知るステップです

 

プライドを生み出す自分の中の理想像へと近づくために、

もしくは維持するために、何をすれば良いのか、

という方向に発想を転換するのです

 

プライドには強烈な理想像が内包されています

 

理想像と現状とのギャップを感じた時、

そのギャップから目を背けるのではなく、

何とかしてそのギャップを埋めよう、

という方向に目を向けることはできれば、

強力なパワーとなります

 

まさにプライドはエンジンにもなり得るのです

 

プライドを持っているあなたは素晴らしい

プライドはエンジンとなり、

大きなパワーを生み出すことができる、

という話をしました

 

記事の書き出しとしては

一般的にはプライドは悪いものとされていて、

それとどう付き合うか、というようなストーリーでした

 

ただ、そもそも邪魔になるほどの強烈なプライドは、

実はとても貴重なものなのです

 

そこまで強い理想を抱くほどの高い意識がある、

という時点で、大きな可能性を秘めているのです

 

プライドがあること自体に自信を持って、

どう付き合ってどう活かしていくのか、

その戦略さえ立てることができれば、

あなたの人生は成功したも同然です

情報収集を効率的に行う方法【深入りは禁物です】

仕事や普段の生活で情報収集をする機会は、

誰しもあると思います

 

インターネットの発達した現代において、

どんな情報にでもアクセスすることが可能になりました

 

その一方、溢れかえる情報の中から目当ての情報を

探し出すことは、案外難しかったりしますよね

 

この記事では、この情報過多の現代社会で、

適切に情報収集をして、体系立ててまとめるために

必要な考え方について書こうと思います

 

情報収集を効率的に行う方法

情報収集を短時間で効率的に行う方法は、

2つの手順と2つの心構えに分かれます

 

手順

  1. とりたい情報の構造を知る
  2. 構造から調べる切り口を考える

 

心構え

  1. 3つ情報を取ったら次へ行く
  2. 15分考えて進展がなかったら引き返す

 

以上です

 

1つずつ解説していきます

 

手順①:とりたい情報の構造を知る

最も大切な手順がこの最初の手順です

 

この手順①をしっかりとこなせなければ、

どれだけ情報を素早く調べることができても

永遠に欲しい情報に到達することはできません

 

具体的にどのようにすればいいかというと、

次の3つの順番です

 

  1. とりたい情報が何のジャンルにあたるかを知る
  2. そのジャンルの権威の出した包括的情報を探す
  3. 構造化しながらまとめていく

 

まず、とりたい情報のジャンルを知る必要があります

これはかなり簡単なはずです

 

そもそも調べたいと思ったきっかけがある時点で

知っていることも多いはずですし、

そうでなかったとしても1回検索すればすぐに分かります

 

それが分かったら、そのジャンルの権威が何かを調べましょう

民間でも省庁でも、大抵その権威が包括的な情報を出しています

 

その情報源を元に構造化しながら情報をまとめていくのが、

手順①の最後のステップです

 

簡単に書きましたが、かなり骨の折れる作業です

 

特に、全くの未知の領域であれば、

構造を理解すること自体が難しいので、

整理してはまた元のソースに戻る、

ということになるでしょう

 

ただ、それを繰り返しているうちに

だんだんと輪郭が掴めてきて、

包括的な理解に繋がっていくはずです

 

手順②:構造から調べる切り口を考える

手順①がクリアできたら、あと一歩です

 

手順①で構造化が完了すると、

どのように情報を調べていけば

特定の情報を仕入れられるのか、

ということが分かってくるはずです

 

大抵の場合は構造化の中で出てきたキーワードを

そのまま調べればこと足りる場合が多いです

 

場合によってはそのキーワード調べると

さらにその構造を調べることになることもあります

 

そうしたらまた手順①から繰り返すことになります

 

その過程で、最終的に欲しい情報が取れる場所が

見つかってくるのです

 

心構え①:3つ情報を取ったら次へ行く

手順①と②のどの過程においても、

この心構え①が情報収集のスピードを大きく左右します

 

せっかく情報のとれる場所を見つけたとしても、

溢れかえる情報の中から欲しい情報を拾おうとすると、

どれもこれも、となってキリがありません

 

そんな時には、ルールを決めて情報を集める数や時間を

区切ることが必要になってきます

 

調べている中で主要な要素を3つだけ選んで、

次の調べるポイントへと移行することで、

効率的に幅広い情報を収集することができるようになります

 

心構え②:15分考えて進展がなかったら引き返す

この心構え②は、本来はかなり勇気のいる決断ですが、

時間区切りのルールとして設定してしまえば誰にでもできます

 

情報収集の中で発生する無駄な時間を削ぎ落とす、

かなり強力な考え方です

 

心構え①に近いものがありますが、

これは溢れた情報に対処する方法ではなく、

むしろ情報が取れないときの対処法です

 

どんな人でも煮詰まって、考えても分からない、

という状態になることはあります

 

そんな時、考え続けたとしても大抵は先に進めません

考えただけ時間が無駄になります

 

人にもよりますが、15分から30分程度考えて、

打開策が見出せなかったなら、

基本的には諦める方が結果的に効率がいい場合がほとんどです

 

うんうんと唸り続けるよりも、

より効率的に情報を探せる切り口はないか、という風に

手順②に立ち戻って考える方が、

最終的に手に入れられる情報の質も量もよくなります

 

 

応用編:良質なアウトプットにまとめる方法

情報を調べることが出来たら、それを適切にまとめて、

アウトプットすることが大切です

 

インプットとアウトプットの、最も成果の出る比率は、

3:7だと言われています

 

アウトプットこそが次の成長へと繋げる手段なのです

 

短時間で圧倒的なアウトプットをする方法については、

こちらの記事でまとめています

 

akutsunaoki.hatenablog.com

上司から適切なフィードバックをもらう方法

新卒社員の方は、右も左も分からず、

思うように仕事が進まないこともあると思います

 

そんな時、上司や先輩からのフィードバックを

全て自分のものにすることが出来たら、

どんどんと仕事の仕方が改善され、成長できます

 

ですが、フィードバックをもらって、

それを自分の成長の糧に変換する、ということは

案外難しかったりしますよね

 

僕は、フィードバックのもらい方自体に

コツがあると思っています

今回はそこについて解説していきたいと思います

 

フィードバックのもらい方

フィードバックのもらい方に関するTipsは

大きく分けて3つあります

 

  1. 恥ずかしがらずに聞きまくる
  2. どこにフィードバックが欲しいのかを明確にする
  3. 納得がいくまで聞き続ける

 

1つずつ説明していきます

 

まずはマインド:恥ずかしがらずに聞きまくる

仕事で成長する場合、いきなりスキルを追い求めるのではなく、

まずはマインドを整える方が成長速度は大きくなるはずです

 

マインドを先に用意してしまえば、

スキルを勝手に吸収して成長することが出来るからです

 

フィードバックを受けるために必要なマインドはなんでしょうか

 

それは、「上司や先輩を使い倒して聞きまくる」ということです

 

会社は学校ではないので、

自分から学びにいかなければ何も得ることはできません

逆に、自分から学ぼうとしない人に何かを教えることもありません

 

だからといって学ぼうとすること自体は全く問題なく、

上司や先輩などから積極的に吸収することが大切になってきます

 

しかし、私立中高一貫校、一流大学、などと

エリート街道を進んできた人は特に、

「こんなことも出来ないと思われると恥ずかしい」

 という気持ちからフィードバックをもらいにいけなかったりします

 

その恥や不安、無駄です

 

正直、僕自身も世間的にはそれなりにエリートに分類され、

なんでも一人でこなしてしまおうとする性格なので、

その気持ちはよく分かります

 

そのメンタルの持ち方については、

また今度記事を書こうと思います

 

どこにフィードバックが欲しいのかを明確にする

フィードバックをもらうためのマインドを整えたら、

次は実際にどのようにフィードバックをもらうか、

ということを考える必要があります

 

あなたにフィードバックをくれる人は、

決して暇ではないはずです

そしてそれはあなた自身も同じはずです

 

フィードバックを受ける時間は確かに大切ですが、

その時間は必要最小限に留めるべきです

 

そうしなければお互いの時間を浪費してしまうだけでなく、

無駄に時間を奪われた相手はあなたに対して、

悪い印象を抱いてしまうかもしれません

 

だからこそフィードバックをもらう前に、

 

  • 何が解決できたらハッピーなのか
  • 自分はどう考えたのか
  • なぜ相手にフィードバックを求めるのか

 

の3点を整理しておく必要があります

 

どこにフィードバックが必要なのかが具体的になればなるほど

次のアクションに落とし込みやすいフィードバックがもらえます

 

自分の考えを伝えることで、上辺だけのフィードバックではなく、

考え方や価値観に基づいたフィードバックをもらえます

 

「あなたは私には出来ないこういうことが出来るから」

ということを伝えることで、

相手のどのスキルを盗もうとしているのかが伝わり、

求めているゴールに近づくためのフィードバックがもらえます

 

つまり、現状と目標とその埋め方の仮説を伝える、

ということですね

 

このように予め整理してからフィードバックをもらうことで、 

フィードバックのためにとる時間を最小限に抑え、

さらに効果的な内容のフィードバックをもらうことが出来ます

 

納得がいくまで聞き続ける

一回フィードバック受けたらそこが完全に改善する、

という状態がもちろん理想的です

 

ですが、必ずしも全員がそのようにフィードバックを

活かせるとは限りません

 

その時は恥じることはありません

何度でもフィードバックを受け続ければいいのです

 

前節「どこにフィードバックが欲しいのかを明確にする」と

矛盾しているではないか、と思った方もいるかもしれません

 

一見矛盾していますが、この場合の何度も聞く、というのは

何もその場で粘り続けて時間をかけろ、ということではありません

 

もちろん、口下手な人もいるので、腹落ちする言葉を引き出すまで

何度か聞き続けることは大事です

 

ですが、時間の浪費に繋がるので出来るだけ避けましょう

 

その場では「つまりこういうことですか」と別の言葉で聞き直し、

コンセンサスが取れたら引きましょう

 

この場合の「何度でも聞く」というのは、

聞く回数を増やす、ということです

 

一度もらったフィードバックからアクションプランを作り、

実際に行動に移してみて、それでも結果が出なかった時に、

それ以上自分で悩んでいても進歩は見込めません

 

その場合とる方法は2つです

 

  • そのフィードバックをもらった人に聞き直す
  • 別の人にフィードバックをもらう

 

最初にフィードバックをくれた人の言葉を、

あなたが必ずしも完全に理解できているとは限りません

 

言葉は内部の思考を仮に表現する手段でしかないため、

もしかしたら曲解してしまっているかもしれません

 

ですから、フィードバックをもらった人に対して、

「自分はこのように解釈してこのように行動した」

という自分の解釈についてと、

「このように上手くいかなかった」

という事実を伝えましょう

 

きっと、あなたの解釈の仕方により即した伝え方、

もしくはその後の発展的な内容のフィードバックを

もらうことが出来るでしょう

 

別の人にフィードバックをもらうことは、

新しい観点から自分の現状に対して意見をもらえるため、

とても有効な方法の一つです

 

ただ、最初にフィードバックをくれた人と考え方が違ったり、

もしくはその人もそのフィードバックを曲解してしまう可能性

があるため、場合によっては逆効果になることもあります

 

別の人からフィードバックをもらう場合は、

その人と最初にフィードバックをくれた人の

タイプの違い等を見分ける力、

さらには受けたフィードバックと現状を正確に

言語化する能力が必要になるため、

少しハードルが高いかもしれません

 

フィードバックの活かし方

せっかく良質なフィードバックをもらうことが出来ても、

それを実際に活かすことが出来なければ無意味です

 

ここにもコツがあると思っています

 

また今後詳しく書こうと思います

 

新卒社員が求められていること

新卒社員はあらゆる方向からフィードバックを受けます

あまりに色々と言われるので嫌になるかもしれません

 

ただ、こんなに色んなアドバイスをもらえる環境は

とても貴重です

 

また、新卒社員に対してはとある期待があるがために、

他の社員と比べて圧倒的にフィードバックを出す数が多いのです

 

その理由は、新卒社員が会社から求められていることを

考えてみれば自ずとわかります

 

新卒社員に求められていること、それは

 

実力よりも成長速度

 

です

 

上長から見れば新卒社員はどんぐりの背比べで、

特に実力の差はありません

 

そもそも新卒社員を採用するより、

実力のある中途社員を採用する方が即戦力になります

 

それでも新卒社員を採用するのは、

将来会社に大きなリターンをもたらす可能性を秘めているからです

新卒社員はまだどこの企業文化にも染まっていないので、

適切に育てることが出来れば圧倒的にお得なのです

 

ですから、実力が先輩や上司よりもないからと落ち込まないで、

というかそんなものは当たり前なので、

とにかく成長速度とやる気を見せればいいのです

 

会社の上役から見ると新卒社員に大差はないため、

やる気があって最初に伸びた人に仕事を任せる法則があります

 

だからこそ、とにかく最初はめげずにフィードバックを受けまくって

全部自分のものにするつもりで臨み、とにかく一歩リードするのです

 

最初に一歩飛び出ることは簡単で、

そのままどんどん前に出るループに乗ることが出来ます

 

一方、後から挽回するのは非常に大変で、

とても苦労することでしょう

 

最初は辛いかもしれませんが、こんなお得な環境はない、

とポジティブに捉えてがんばっていきましょう!